【ちょっとフランツ・カフカ】『ドクター・ホフマンのサナトリウム 〜カフカ第4の長編〜』について

こんにちは。

フランツ・カフカに関するちょっとしたニュースをお届けするコーナーです。

 

エキセントリックなテーマの劇が開催予定だそうですね……!

詳しくは↓こちらの記事から。

www.kaat.jp

 

カフカの第四の長編を劇で講演する、という内容なのですが、もちろんカフカの4つ目の長編というのは存在しないわけでして。

なので、フランツ・カフカの長編が新たに見つかったという体で脚本を作るそうです。

うーん、何ともチャレンジ精神の強いものだ。

あんまりカフカの作品の雰囲気から離れすぎるとファンから非難が殺到(おもに私から)しそうなので、うまくカフカの作品に寄せて欲しいですね。

 

この劇のタイトル、『ドクター・ホフマンのサナトリウム 〜カフカ第4の長編〜』(仮題)はカフカの短編の『田舎医者』を連想させます。

『田舎医者』のストーリーは割と意味不明で劇ウケ・一般ウケしなさそう(私個人の意見です)なのですが、そこのところ、どうやってカフカの内省的世界観と劇の大衆性を両立させるかが見どころなのかも。

※(2019年7月追記)私はアホか!? このサナトリウムというのはおそらくカフカがその病状が悪くなっていた時に滞在していた施設の事でしょうね。『田舎医者』はあまり関係ないかと思われます。

 

ともあれ、カフカの二次創作が作られることは一ファンとして喜ばしいものです。

この脚本がどれだけカフカによせてくるか?を期待して公演を待つこととしましょう。

 

公演は2019年秋、チケット販売は8月。

会場はKAAT神奈川芸術劇場兵庫県立芸術文化センター北九州芸術劇場、穂の国とよはし芸術劇場、だそうです。